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男たち部屋をあけてから、しばらくたった監禁場所では、、、
「んぅぅぅーーーー!!!(くぅう!)」
全身縄で戒められた希望が縄を解こうともがいていた。
「ふぅ、ふぅ、うぅぅーーんん!!(早く逃げ出して綾ちゃんところに行かないと!!)」
今の希望の状況は、、、
長時間もがき続けたおかげもあり、厳重に抑えられていた自由が徐々に増えてきた。
縄がもう少しでとけそうなのだ。
(足もだいぶ緩くなったわ。あとは上半身をなんとかして、、、)
肝心の上半身は、
後ろ手の縄は緩んでおり、自力で解くまでさあと少しだ。
しかし、肝心の胸縄は全く緩むことなく、むしろ締め付けられている。
そのため、胸が水風船のように絞られている。
(胸に縛られてる縄を解くのは時間が無さそう、、、とにかく後ろ手と足の縄を解いたら逃げられる!あともう少しだわ!!)
わずかな希望を頼りに、希望は大量の汗をかきながらも、疲弊しても諦めずに縄と格闘した。
そして、ついに!
パラパラ、、、
後ろ手の縄が床に落ちた。
「んぅ!!(やった!!!)」
それと同時に後ろ手から伸びていた縄尻のフックの繋がりからも解放された。
(足はすぐに解けるわ!早く!!)
まだ胸縄で縛られた状態のため、不自由であることには変わりないが、後ろ手に縛られていた両手はなんとか前に持ってくることはできた。
そこで、足に縛られた4箇所の縄を手際よく解いて、、、
(よし、これで逃げられる!とにかく外へ!)
と立ち上がろうとした瞬間
ガチャり!!
(!!!!!!)
(嘘でしょ、、、、)
最悪のタイミングで男たちが帰ってきてしまった。
「希望ちゃ〜ん、大人しくしてたみたいだね!」
と渡部は希望に言うが、まだ希望が縄を解いていることは知らない。
(どうしよう、、、)
希望は果たしてどうなってしまうのか。
一方綾は、、、
「なんとか用意できたわ」
なんと綾は短時間で3億円を準備することができた。
そう、彼女の家はかなり裕福な家庭であったのだ。しかも綾の父は綾のことに関しての支援は惜しまない。
だからこそ、すぐに3億円を用意することができたのかもしれない。
「ありがとうパパ。とにかくすぐに行かないと!場所はここからだいたい1時間くらいのことろね。」
と確認のメッセージを見ると
“小尾山の近くまで来い。出発、到着時刻予定はその都度連絡するように。”
と記載されていた。
(随分何もないところを指定したわね。でもとにかくすぐ行かないと!)
と、予め予約していたタクシーに乗って、
「小尾山の麓まで!!」
というタクシーの運転手は怪訝の顔をしたが、綾はすぐにそれを遮り、
「早く出て!急いでるの!!」
「遠いのはわかってる、、、でもお願い!時間がないの、、、」
と深刻な表情に変わるとすぐにタクシーは動き出した。
(のんちゃん待っててね!絶対に助けるから!)
場所は変わって監禁場所、、、
「大人しくしてたみたいだね。」
と部屋に戻ってきた渡部は希望の状況をみて納得していた。
希望は咄嗟に、両手を後ろ手に回し、さらに足は正座をしてできるだけ縄が解けた箇所をカモフラージュするように隠した。
そのため、男たちは気づいていないのかもしてない。解けた縄の残骸も希望の背後にあったため、男たちには死角だった。
「でもフックの縄尻が落ちてるみたいだね。大島、希望ちゃんの縄目の確認しておいて〜」
「わかった。」
と部下の大島が希望の縛られていた箇所を確認するために、ニヤつきながら近くと、、、
(今よ!!!)
「んぅぅ!!!(逃げないと!!!)」
ガッ!!
「うお!!!」
突然金的を蹴られた大島はその場から崩れ落ちた。
「んう!!(どいてえ!!)」
希望はなりふり構わず、一目散に空いているドアから逃げ出した。
「いつの間に解いていやがった、、、」
「あいつ、かなり怯えていたから大人しくしてるかと、、、」
「とにかくあいつを追え!!!」
と渡部の指示で男たちも希望を追いかけた。
「ふぅ、ふぅ!(かなり身体がつらい!でもとにかく外へ!!)」
希望はなんとか外で出ることに成功したが、、、
!!!!!!!
(な!?どこなのここ、、、)
まさに山奥の小屋に自分は拉致されていたことを知らしめるかのように、なんとも殺風景な景色だった。
(どこに行けばわからない、でも止まってる時間なんてな、、、)
「んうううう!!!(きゃっ!!しまった!)」
希望が数秒立ち止まってしまったことで男たちにマウントを取られてしまった。
「ククク。まあ、驚くのは無理ないよな。ここはなんにもないからね。いつも住んでる場所とは全然違うから、さぞかし驚いたのかもしれないね。」
渡部は、希望を絶望に陥れた。
「んふぅぅ!!!!(ヤダ!離してえええ!!!)」
「いけないことをした希望ちゃんには、厳重に処罰しないとねえ。」
渡部は優しく希望に語りかけているが、顔が完全に怒っている。
カチャリ
渡部はすぐに希望に拳銃を突きつけて
「もうこれ以上抵抗したらわかってるよね?」
と脅すと、希望、
「うぅ、、、(もう逃げられないのね。)」
と諦めの表情になった希望は、俯き、静かに涙を流した。
しかし、男たちは容赦なく、
「もう一度両手を後ろ手に回せ」
と脅すと、
希望は抵抗をすることなく、自ら手を回した。
「いい子だ。よし、今度はその場に正座しろ。」
「んぅ、、(綾ちゃんごめんね。)」
と、静かに正座した。
男たちは縄を取り出して、後ろ手に厳重に縄をかけて先ほどと同様の縛りを施した。
ギリィ、、、ギュッチィ、、、、ギリリ!!!
(痛い!!!!これ以上キツく縛らないで、、、)
「希望ちゃんのバツはいくつかあるからね。まずは、もう縄抜けしようと思わないくらい、きっつく縛ってあげるからね。」
と渡部は希望に対して幾つかの処罰を処すと語り、希望は青ざめた。
上半身の縄を背中に連結させて、、
縄をしっかり留めて、男たちが縄尻を持って希望を繋いだ。
「んう、、(あぁ、、!)」
もう逃げることは不可能であることを悟った希望は諦めるように、俯いた。
しかも、縄尻はさっきより長く、だいたい5mくらい持っている。
「さあ中に戻るよ。立って。」
渡部は縄尻を引っ張り、希望を無理矢理立たせた。
そして、引っ立てるようにして希望を連行し、先ほどの部屋に連れて行かれた。
希望を連行しているときに、
ブー、ブー!
と渡部が持ってる希望のスマホにメッセージが送られてきた。
綾からだった。
“今から出発しました。1時間後に目的地に着きます”
との連絡がきた。
渡部はニヤりと笑い、
「希望ちゃん、綾ちゃんがこれからここに来る。迎えに行ってくるから大人しく今から部屋まで連行して、縛り直すから大人しくしててね。」
「うううう!!!(やめて!綾ちゃんを危害を加えないで!!!)」
と暴れたが、
カチャリと拳銃を再び突きつけて
「動くな、抵抗するなよ。綾ちゃんももう人質なんだからな。」
と脅すと希望は抵抗することをやめて、大人しく監禁部屋まで、自分から歩みを進めた。
監禁部屋に着くと渡部が、
「座って」
と指示して希望を横座りにさせて、再び足首を厳重に縛りあげた。
ギリリ、ギュ!
しっかり縛って、膝上、膝下、太ももをしっかり留縄付きで縛り上げると
ドンっ!!!
「んうう!!(なに??)」
縄掛けをした後、希望うつ伏せに押し倒した。
そして、再び足首を持つと、希美の足を折りたたんだ!
(きゃっ!!!やめて!!)
「随分と綺麗な脚だね〜。やっぱりモデルだけあって脚は大事だよね?でも、悪いけど罰として折りたたんじゃうね。」
と渡部が言って、後ろ手の5m程の縄尻を掴んで、後ろ手の縄と足首の縄を連結させた
ギュチ、ギッチイ!
(な、今度は何をする気なの・・・)
自分の身体がさらに非自由になっているのをうつ伏せになったまま大人しく見つめていた。
「よっとお!!!」
渡部は、手足を連結した縄を勢いよく引き絞ると・・・
ギッチイイイイイ!!!
「ングぅぅぅ!!!!!(きゃあ!痛い!!!)」
希望の足首は、完全折りたたまれて後ろ手を連結されてしまった。いわゆる希美は、逆海老反り縛りに処されてしまった。
「ぶぅふう、んんんんーー!!!(痛い!!)」
希美が抵抗しようものなら、
ギュチチ、ギチチ・・・
縄鳴りが部屋中響いていた。
「すげえな・・・」「もう完全に逃げられないな」
感心と同情する言葉が部下から出てくるが、渡部は冷酷で、
「ふう、これでまずは一通り罰は与えた。しっかり自分がやったことを反省してるんだと」
と言うと、
「今から綾ちゃんを迎えに行くからね。抵抗しないで大人しくしておくんだよ。」
「もし次抵抗したら、命はないからねー」
と脅して、男たちは部屋の鍵を施錠して部屋から出て行った。
ギュチイ・・・
部屋に閉じ込められた希美は完全に抵抗する気が失せてしまった。
抵抗したら縄が食い込み、痛みが生じる。もうそこまでして、逃げたいと思わなくなってしまった。
一度逃げたが、再び捕らわれの身になってしまったことは相当ショックがデカいであろう。
(これだけしっかり縛られたらもう逃げられないわ。綾ちゃん、あなただけはどうか無事でいて。)
と静かに涙を流して逆海老反り縛りのまま、大人しく監禁部屋で綾の到着を待っていた。
絢は目的地の小尾山に到着した。
希望を助けたい一心で取り引き時刻のかなり前に到着し、犯人グループにも”到着”メッセージを送っていた。
「のんちゃん、どうか無事でいて、、、」
綾はこの取り引きの後、身代金と交換で希望と一緒に帰ることができると考えていた。
そして、、、
ブロロロロ、、、、
ついに男たちが到着した。
ゾロゾロと4人が姿をみせて、リーダーの渡部が
「これはこれは、大朝綾ちゃんではないですかー」
と綾を挑発するように言った。
綾は
「ちゃんと持ってきたわよ。のんちゃんはどこ?」
と相手を睨むようにして、渡部に言うと、
「まずは身代金から出せ。そうしないと希望ちゃんとの感動の再会はないと思え。」
「お金はここにあるの!のんちゃんが出てこないと取り引きにならないじゃない!!!のんちゃんを出して!!」
とまともなことを言って男たちに問うたが、渡部が拳銃を取り出して、
「生意気なことを言ってるんじゃねーよ。希望ちゃんは残念ながらここにはいない。」
と事もなげにいった。
綾はこの事実に驚愕して、
「なんてことを!!これじゃ、取り引きにならない!お金は渡さないわ!!」
父のお金をこの男たちに渡すことは、絶対に許せないことだった。
「そもそも、俺たちの目的はカネじゃねーしな。綾ちゃん、あんただよ。」
ドドン!!
渡部は拳銃を綾の肩すれすれに発砲した。
あまりの唐突さと自分がもう少しで殺されるというショックが重なってしまい、綾は尻もちをついて、身体を小刻みに揺らしていた。
すると渡部が
「なーんだ。威勢がいいと思ったが大したことないな。いいか、次抵抗したらお前の脳天に撃つからな。もし、そうされたくないなら大人しくついて来い。」
綾は恐怖心から、思わず頷いてしまった。
(どうしよう、このままじゃ私も捕まっちゃう。でも、どうしようもないわ。)
と諦めざるを得なかった。
「降参するわ。だからのんちゃんのところに連れてって。」
と両手あげて降参ポーズをとった。
「いいだろう。仲良く連れてってやる。おい、お前ら綾ちゃんにお望み通り縄をかけとけよー。厳重にな、、、」
と不敵な笑みを溢し、綾は男たちになす術がないまま希望同様に捕虜の身になってしまった。
まずは両手を後ろ手に縛り、6回転ほど厳重に縄をかけたあとに、丁寧に留縄を施した。
ギュッッチィ!ギュギュ!
(痛い、、、)
「とりあえずは手首だけでいい。車に乗せたら足首も縛っとけよ。」
「あいよ。ほら、足は自由なんだ。車まで歩け。」
ドンっ
綾は男たちに縄尻を持たられて繋がれてしまっているため抵抗してもムダだと悟り、車まで自ら歩みを進めた。
(あなたたち、あとは頼んだわよ、、、)
と大人しく捕われた綾は、何か考えがあるようだが、それを表には出さずになすがままに男に連行されて、車に乗せられると、
足首を留縄付きで、しっかり縛り上げて、、、
ビリィー!!
と渡部は口サイズに切ったダクトテープを綾の口元に貼り付けた。
これで、綾は声を出す自由も制限されてしまった。
「よし、これから感動の再会だ。それまで大人しくしとけよ。」
と渡部は綾を脅してアジトへ帰った。
絢は、どんな計画を企てているのか?
希望と無事に再会できるのだろうか?
一方の監禁現場では、、
希望はホッグタイに処されたまま、グッタリと抵抗することなく大人しくしていた。
(お腹空いた、、、綾ちゃんとのご飯からなにも食べてないしな。でも、どうやってご飯たべるんだろ、、、)
と考えながらも、自分は今後どうなってしまうのかを考えていた。
「んんぅ、、、(これから私どうなっちゃうんだろう。)」
目に涙を浮かべると、突然、、、
ガチリ!!
と部屋のドアが開いた。
渡部たちが、帰って来たのだ。
「お、希望ちゃん、今回は大人しくしてたんだね。いい子だ。ご褒美にご飯買ってきたからたべて〜」
とグラノーラとヨーグルトを牛乳に和えて希望の口元に置いた。
「んんーーー!(お願いテープと縄を解いて!!)」
と懇願すると、、、
「ああ、ゴメン。テープは外してやる。でも縄このままだ。あのとき逃げなかったら、縄は解いていたのにな。」
とビリィと、勢いよく希望のダクトテープを剥がした。
「お願いです!これじゃ、食べられないです。縄を解いて!!」
と希望は涙目で訴えると、
「顔にうまく動かしてたべろ。犬や猫のようね。これは、逃亡した罰。縄は自分で縄抜けしない限りは解かないからな。」
と希望の要望を却下した。
「くっ、、、」
と悔しがった希望は、とにかく空腹だった。羞恥心を持ちながらも上手に口と顔を使って食事を摂った。
しかし、希望は大粒の涙を流していた。
(悔しい、、、なんて扱いなの、、、)
と悔しがった。
「食べたな。じゃ、口を拭き吹きしよーねー」
と渡部が言い、希望の顔を拭くと、再びダクトテープを希望の口に貼り付けた。
「んんっ!」
「もうそろそろ、希望ちゃんのお友達が来るよ!お、きたきた!!」
!!!!!!!!!!
「んんんんんー!!!うぐぅぅーー!!!(綾ちゃん)」
希望は綾の姿をみて、青ざめた。
後ろ手にしっかり縛り上げられ、男たちに縄尻で繋がれて連行されるように部屋に入ってきた。
口には希望同様、ダクトテープが貼り付けられ言葉が発せないようにしていた。
綾は希望の緊縛姿をみて驚愕した。
「うううううーーーー!!!(のんちゃんなんてことを!!!)」
と希望のところへ駆けたが、繋がった縄尻によって止められてしまった。
「うぐうー!!(離して!!のんちゃん!!)」
「んっんんぅ、、、(綾ちゃん、、、ごめん、、、)」
希望は再び涙を流しながら綾とアイコンタクトを取った。
すると渡部が、
「綾ちゃんも希望ちゃんと同じ姿にしろ。これ以上暴れて貰っては困るからね。」
「ああ、わかった。」
と大島は頷いて、大量の縄を取り出した。
そして暴れる綾に渡部は銃を突きつけて、
「撃つぞ。まずは希望ちゃんをな。」
と脅すと絢は抵抗をやめざるを得なかった。
そして、男たちによって跪かされ、上半身を厳重に縛られた。
胸上下を留縄付きで補強したあとに、V字に縄を這わせて胸をしっかりと絞った。
その後、背中に連結してしっかり縄を止めると、次は足首、膝上、膝下、太ももをこれもまたしっかり厳重に縛りあげた。
そして、希望のとき同様に足首を折りたたまれ、手首に伸びた縄を連結され、、、、
ギリィィィ!!!!!
(くはぁ!!!!)
と猿轡のせいで声を発することが出来ず、遂に綾も希望と同様にホッグタイに処されてしまった。
「んぅ、、、(のんちゃん、、、)」
「うっうーーん!!(綾ちゃん、ごめんね、、、)」
お互い同じ状況になってしまい、お互いが協力することもできないくらいの厳重だ。
男たちは、、、
「これはやべーな。」
「モデル2人がこんな感じ縛られてるって興奮ものだわ、、、」
と興奮気味で2人を見下ろすをように見た。
すると渡部が、
「あの人から連絡が来た。例のものを手に入れたってね。ちょうど手に入れたからちょっと連絡してくるわ。」
といって部屋を出た。
男たちも渡部について行くようにして、部屋から出て行ってしまった。
残されたのはホッグタイ姿の希望と綾、、、
「ん、んぅぅ、、、(のんちゃんあともう少しだから、、、)」
「ううぅんん、、(綾ちゃん本当にごめんなさい。)」
ダクトテープがなんとももどかしい、、、
綾は何か計画をしゃべりたくても、希望は綾に謝りたくても口に塞がたダクトテープがそれを許さない。
そして、、、
ギュッッチィ!ギリリ、、、
と縄が鳴るばかりで逃げることも抵抗することもできない2人は、ただ縛られたままお互いを見ることしかできなかった。
(とにかくなんとかしたいけど、あまりに厳重に縛られて動けないわ。とりあえず大人しくしていた方がいいかもね。)
と考えながら今の状況を冷静に分析する綾。
希望と綾は無事助かることがらできるのだろうか?
「はい、なるほど。」
渡部は誰かと電話越しで交渉をしていた。
「もう少し上げていただけないでしょうか。2人は日本でトップクラスのモデルですよ。おそらく過去で最高の逸材であることは間違いないです。」
と渡部は、希望と綾に関しての話題を取り上げていた。
すると、、、
「本当ですか!ありがとうございます。ぜひ、これからそちらに伺いますので。」
プツッ。
電話が切れた。
「よし、あの2人を連れて行くぞ。準備しとけよ。」
と男たちは、希望と綾をどこかへ連れて行くようで、
「ああ、わかった。それでどれくらいまで上げてもらったんだ?」
と大島が聞くと、渡部が
「1人8億でまとまった。」
「おお、すげえーな!!」「綾の3億円を含めて10億越えかあ、、、」「これで俺たちも遊んで暮らせるな。」
と男たちは、興奮気味に語ったが渡部が、
「まだあの人に引き渡すまでは、油断するなよ、、、」
それでも、渡部は内心こころを踊っていた。
(あの人に認めていただいたらおれの身分も安心だ。)
そして、男たちは意気揚々と監禁部屋へ向かった。
一方の監禁中の希望と綾は、、、
「んぅぅ、、、(身体が苦しいわ。)」
「んぐぅー!!(縄が締まって息が、、)」
希望と綾は相変わらずホッグタイのまま縛られていた。
お互い協力して縄を解こうにも、手足が連結されているため解くことができないのは容易に想像ができるだろう。
(どうにかして縄を解きたいけど、大人しくしないと何されるわからないわ。あのバッグの細部を調べてられていないといいけど、、、)
と、何か策略を持っている綾は男をできるだけ刺激をせず大人しく捕まっているのは、やはり何か作戦があるようだ。
(のんマネ、頼むわよ。)
綾は希望のマネージャーに何か託すと、希望を見ると
「んぐぅー、、、」
1日以上縄で自由を奪われているため、かなり苦しい表情をして。
「んぅ!(のんちゃん!あともう少しだから!)」
なんともダクトテープで口を塞がれているのがなんとももどかしい。
すると、、
ガチャリ!
渡部たちが戻ってくると、
「これからお出掛けするよー。少しだけ、自由を与えるけど抵抗は許さないからね〜」
といって2人に銃を突きつけて、抵抗心を押さえつけた。
「んぅ!!!」
動きを制限されていると男たちが近き、
パラパラ、、、
希望と綾のホッグタイを解いて、縄の苦しみから解放された。
「ふぅー、ふぅ、、(ハァ、ハァ、、)」
完全に疲弊した希美は、ぐったりと倒れて、荒々しく息を漏らした。
「これでもう希望も抵抗する勇気がなくなっただろ?」
と渡部がニヤつきながら希望に語りかけた。
すると綾と希望の両足の縄が解かれて、、
「立て。」
と大島と渡部がそれぞれ、希美と綾を立たせて、、
絢の胸縄に2mくらいの縄を伸ばし、
絢の後ろ手の縄を希望の胸縄に繋いだ。
(え、なにを!?)
(何をする気、、、?)
2人が疑問を抱いていると、、、
大島が綾の胸縄を持って、
渡部が希望の後ろ手の縄を持ち、、
「これからお前らをある場所に連れていくから大人しく歩け。」
と渡部が希望の背中をドンっと押して、希美を無理やり歩かせた。
それに追随するように綾も、大島に胸縄を引っ張られ、
「綾ちゃんが歩かないと希望ちゃんも苦しむぞ。大人しくついてこい。」
と再び綾の胸縄を引っ張り、綾は無理やり大島に引きずられるように、歩くしかなかった。
そう、希美と綾は数珠繋ぎになって前に大島、後ろに渡部に挟まれるように大人しく連行されるしかなかった。
ザッ、ザッ、ザッ
女囚のように、犯罪者のように男たちに繋がれて連行される姿は、まさに捕虜であった。
そのまま外に連れ出されると、
「乗れ」
と渡部は静かに2人に命令して、
「んー・・・」
「うぅ。」
と渋っていると、大島が綾の胸の縄尻を思いっきり引っ張り、
「んん!!!(いったい!!)」
「うぐぅ!!(きゃあ!!)」
2人は繋がれた状態にされているため、綾が車に思い切り押し込まれると同時に希美も綾の後ろ手の縄尻に引っ張られて、2人は積み重なるようにして車に押し込まれた。
そして男たちに体勢を整えられた彼女たちの数珠繋ぎはそのままに車に乗せられて、足首を留縄付きで縛り直されて、車が出発した。
2人の縄尻は男たちにずっと握られているので、大人しく2人は繋がっているしかなかった。
しばらく経つと渡部は思いついたように
「そういえばお前ら、綾ちゃんが持ってきたあのバッグ持ってきてるか?」
渡部が聞くと、
「もちろん、そうじゃないとブツが入らないからな。」
大島が当然のように答えると
(これはチャンスだわ!)
綾の目に、再び光が差した。
しかし、希美は完全に自己喪失しており、ずっと俯いていた。
(もう綾ちゃんに顔向けできない。綾ちゃん、本当にごめん、、、)
とふと綾を見ると、綾の目は優しく希望を見つめ直した。
そしてニコッと笑みと浮かべて
「んんー(安心してね、のんちゃん。助けは来るから)」
とテープ越しではあるが、心配しないでと伝えた。
綾の表情で希望は少し、落ち着きを取り戻していると・・・
車が止まった。
「よし、着いたぞー!じゃ、歩いて。」
とそれぞれの両足の縄を解かれて、数珠繋ぎのまま再び大島と渡部に挟まれるように縄尻を持たられて歩かされた。
「少し距離があるが、大人しく歩くんだ。もし抵抗したらどうなるわかっているな。」
(こんな状態で抵抗してもどうしようもないのはわかってわよ。)
(抵抗した綾ちゃんが痛い目に合わされる・・・)
と、抵抗する気力はなく、2人は静かに、大人しく男たちに連行されると地下室に連れて行かれた。
螺旋階段をしばらく降っていると、誰もいない地下室まで連れて行かれた。
そして、部屋に入ると、、、
なんとそこには、、、、
!!!!!
「んううう!!!(いやっ、やめて!)」
「んぐう!!(やめてえ!!)」
2人分の木製の檻が置かれていた。
「今から君たちと会いたい言う人がいる。その人を今から呼んでくるから君たちは檻の中で大人しく待っててね。」
と渡部は希望と綾を繋ぎ止めていた縄尻を解いて、希美は渡部に、、、綾は大島にそれぞれ縄尻を掴まれ檻の前まで連行された。
「んぐぅー!!んーーー!!(やだ!閉じ込めないで!!)」
「ううーーーん!!(離しなさいよ!!)」
2人は必死に抵抗するものの、男たちにしっかり押さえつけられ、再び足首と太ももに縄を掛けられて抵抗できないようにすると、、
「おいしょっと!」
「よっと!!!」
2人を木製の檻に入れて、、、
「んー!!(お願い閉めないで、、、)」
「んぅ、、(あぁ、、、)」
ガチャン!!!
閃鍵を埋め込み、2人を厳重に閉じ込めた。
しかも、檻の中は低いため、2人は立ち上がることすらできない体勢で窮屈に檻に閉じ込められた。
それも縄付きで、、、
希望は正座、綾は横座りになった状態で檻に閉じ込められているため、男たちは2人の女性らしい座り方に興奮を覚えた。
「これでお互いに縄を解くことすらできないな。今からボスを呼んで来るからいい子にしてるんだよ。」
と渡部が警告して、男たちは部屋から出て行った。
2人が閉じ込められている檻は、絶妙な距離で2人がギリギリ触れるところができない距離に置かれていた。
近くいるのに、近くことすらもできない。
(どうしよう。このままじゃ・・・)
「んんーー!!(のんちゃん大丈夫だから!!)」
完全孤立状態になってしまった2人は、お互い見つめるようにして、檻にもたれかかり大人しくしていた。
特に希美は縛られた状態から丸2日が経とうとしていた。
完全に縄と身体が一体になっているように感じているようだった。
(苦しいけど、ちょっとなんだろうこの感じ・・・)
恐らく希美は縄酔いをしてしまっているようだった。
希美は疲労間とともに少々快楽も感じていた。
そして、1時間ほど経つと、地下室の扉が開いて、
渡部たち男4人と1人の見慣れない男たちが姿を見せた。
すると渡部が
「左にいるのが、鈴木希望23歳。右が大朝綾25歳。2人とも日本でトップクラスのモデルです。」
と紹介すると、男は
「素晴らしい。よく、捕らえて来たな。思った以上の逸材で驚いたよ。金額を少し上げよう。プラス2億はどうだ?もちろん1人2億だ。」
この話を聞いていると2人は、人身売買にかけられていることがわかり、青ざめた。
「んぅ!!(私たちを、なんだと思ってるの?)」
「うぅ、、、(もうやめて、、、)」
2人は20億円でこの男に売られることになってしまった。
「ありがとうございます!!」
と渡部たちは深々と頭を下げて、
「そうだ。渡部、うちの組織に入らないかい?これだけの功績を残してくれたら幹部のポジションを与えても問題ないだろう。」
と男は渡部に組織入りの誘いの打診をすると、
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
と嬉々として男に再び頭を下げた。
「よし、こいつらを赤石様の元へ連れて行くぞ。」
といって、
「2人をどうしましょうか?檻に入れたまま連れていくか、縄尻で繋ぐか、どちらよろしいですか?」
と渡部が組織の長の赤石に聞くと、
「檻に入れたまま運んでくれ。連行すると暴れる可能性があるからな。家に着いたら檻から出してやるよ。」
と希望と綾に隙を全く与えず、なすがままに赤石のアジトへ檻に閉じ込められたまま連行されることになった2人。
「んんんぅ!!!(誰か助けて!!!)」
ガチャん!!!
希美は逃げられないことがわかっていても木製の檻に身体が傷ついてしまうくらいの勢いで体当たりを繰り返した。
しかし、当然檻は厳重に2人を閉じ込めて逃走すらをも許されなかった。
そして、2つの檻荷台に乗せられて、いよいよ赤石のアジトに運ばれてしまう。
希美は絶望の涙を流し、綾は少し焦っていると・・・・
すると、、、
ドガーーン!!!!
急にアジトが爆発音ともに揺れて、
「なんだ!?」「外で何が起こってる??」
と男たちが慌てふためくと、、、
「警察だ!!すでに外は包囲している。お前らに逃げ場はない!」
警察は5人の男を取り囲み、銃やライフルを突きつけた。
「何が起こってるんだ、、、?」
と冷静な渡部もパニックに陥っており、そこに希望のマネージャーが現れた。
「残念だったわね。私の父が警視庁の長官なの。父はこの事件を重くみてるみたいで、すぐに協力してくれたわ。綾ちゃんが持ってきた3億円のバッグに超小型の追跡装置を仕込んでおいたの。そりゃあなたたちも気づかないでしょうねー。」
と希望のマネージャーはいうと、男たちは呆気にとられてしまった。
「んんんんっ!!!(のんマネ!!!!)」
「んぅぅぅ・・・(マネージャーさん・・・)」
2人はまだ縛られたまま檻に閉じ込められていることには変わらないが、援軍が来たことによって絶望から救われた。
ようやく、50人程の警察に対して、5人しかいなかった男たちは抵抗するまでもなく押さえつけられて、逮捕された。
ようやく敵の魔の手に囚われていた希美と綾の木製檻の閂鍵が開けられて、2人はようやく不自由な状態から脱することに成功した。
そして、
パラパラパラ・・・・
「ふぅ・・・」
「はぁ・・・」
縛られていた状態からようやく解放された2人は、ため息を吐きながらも安堵感を漂わせた。
そして、ようやく自由を取り戻した希美は綾に抱きついて、
「綾ちゃん、ごめんね!!!こんな思いさせちゃって・・・本当にありがとう!!」
「マネージャーさんもありがとう・・・うぅぅ・・・」
希美は綾に抱きついたまま、泣き崩れた。
「もうぅ。のんちゃん、泣かないの!でも怖かったよね。もう大丈夫だから・・・」
「うん。。。グスッ」
こうして希美と綾は人身売買に売り出されそうな危機的状況から解放されて再び自由を取り戻したのだった。
それから数ヶ月後・・・
パシャ!! カシャカシャカシャ!!!
再び大量のシャッター音とフラッシュの明かりがスタジオ中に響いていた。
中心にいたのは、
希美と綾だった。
久々の共演は雑誌の表紙を飾る撮影だった。
2人は抜群のコンビネーションで、ありのままでカメラに収まっていった。
とても楽しそうに、している姿がこちらかでも想像できる。
2人の知名度はこの表紙で再び脚光を浴びた。
鈴木希美、インスタフォローワー280万人
大朝綾、インスタフォローワー250万人
この二人のトップモデルの勢いはもう誰にも止められないだろう。
あの事件を境に2人は、世界的に活躍するモデルになるのは、もう少し先の話である。
ー完ー
「んぅぅぅーーーー!!!(くぅう!)」
全身縄で戒められた希望が縄を解こうともがいていた。
「ふぅ、ふぅ、うぅぅーーんん!!(早く逃げ出して綾ちゃんところに行かないと!!)」
今の希望の状況は、、、
長時間もがき続けたおかげもあり、厳重に抑えられていた自由が徐々に増えてきた。
縄がもう少しでとけそうなのだ。
(足もだいぶ緩くなったわ。あとは上半身をなんとかして、、、)
肝心の上半身は、
後ろ手の縄は緩んでおり、自力で解くまでさあと少しだ。
しかし、肝心の胸縄は全く緩むことなく、むしろ締め付けられている。
そのため、胸が水風船のように絞られている。
(胸に縛られてる縄を解くのは時間が無さそう、、、とにかく後ろ手と足の縄を解いたら逃げられる!あともう少しだわ!!)
わずかな希望を頼りに、希望は大量の汗をかきながらも、疲弊しても諦めずに縄と格闘した。
そして、ついに!
パラパラ、、、
後ろ手の縄が床に落ちた。
「んぅ!!(やった!!!)」
それと同時に後ろ手から伸びていた縄尻のフックの繋がりからも解放された。
(足はすぐに解けるわ!早く!!)
まだ胸縄で縛られた状態のため、不自由であることには変わりないが、後ろ手に縛られていた両手はなんとか前に持ってくることはできた。
そこで、足に縛られた4箇所の縄を手際よく解いて、、、
(よし、これで逃げられる!とにかく外へ!)
と立ち上がろうとした瞬間
ガチャり!!
(!!!!!!)
(嘘でしょ、、、、)
最悪のタイミングで男たちが帰ってきてしまった。
「希望ちゃ〜ん、大人しくしてたみたいだね!」
と渡部は希望に言うが、まだ希望が縄を解いていることは知らない。
(どうしよう、、、)
希望は果たしてどうなってしまうのか。
一方綾は、、、
「なんとか用意できたわ」
なんと綾は短時間で3億円を準備することができた。
そう、彼女の家はかなり裕福な家庭であったのだ。しかも綾の父は綾のことに関しての支援は惜しまない。
だからこそ、すぐに3億円を用意することができたのかもしれない。
「ありがとうパパ。とにかくすぐに行かないと!場所はここからだいたい1時間くらいのことろね。」
と確認のメッセージを見ると
“小尾山の近くまで来い。出発、到着時刻予定はその都度連絡するように。”
と記載されていた。
(随分何もないところを指定したわね。でもとにかくすぐ行かないと!)
と、予め予約していたタクシーに乗って、
「小尾山の麓まで!!」
というタクシーの運転手は怪訝の顔をしたが、綾はすぐにそれを遮り、
「早く出て!急いでるの!!」
「遠いのはわかってる、、、でもお願い!時間がないの、、、」
と深刻な表情に変わるとすぐにタクシーは動き出した。
(のんちゃん待っててね!絶対に助けるから!)
場所は変わって監禁場所、、、
「大人しくしてたみたいだね。」
と部屋に戻ってきた渡部は希望の状況をみて納得していた。
希望は咄嗟に、両手を後ろ手に回し、さらに足は正座をしてできるだけ縄が解けた箇所をカモフラージュするように隠した。
そのため、男たちは気づいていないのかもしてない。解けた縄の残骸も希望の背後にあったため、男たちには死角だった。
「でもフックの縄尻が落ちてるみたいだね。大島、希望ちゃんの縄目の確認しておいて〜」
「わかった。」
と部下の大島が希望の縛られていた箇所を確認するために、ニヤつきながら近くと、、、
(今よ!!!)
「んぅぅ!!!(逃げないと!!!)」
ガッ!!
「うお!!!」
突然金的を蹴られた大島はその場から崩れ落ちた。
「んう!!(どいてえ!!)」
希望はなりふり構わず、一目散に空いているドアから逃げ出した。
「いつの間に解いていやがった、、、」
「あいつ、かなり怯えていたから大人しくしてるかと、、、」
「とにかくあいつを追え!!!」
と渡部の指示で男たちも希望を追いかけた。
「ふぅ、ふぅ!(かなり身体がつらい!でもとにかく外へ!!)」
希望はなんとか外で出ることに成功したが、、、
!!!!!!!
(な!?どこなのここ、、、)
まさに山奥の小屋に自分は拉致されていたことを知らしめるかのように、なんとも殺風景な景色だった。
(どこに行けばわからない、でも止まってる時間なんてな、、、)
「んうううう!!!(きゃっ!!しまった!)」
希望が数秒立ち止まってしまったことで男たちにマウントを取られてしまった。
「ククク。まあ、驚くのは無理ないよな。ここはなんにもないからね。いつも住んでる場所とは全然違うから、さぞかし驚いたのかもしれないね。」
渡部は、希望を絶望に陥れた。
「んふぅぅ!!!!(ヤダ!離してえええ!!!)」
「いけないことをした希望ちゃんには、厳重に処罰しないとねえ。」
渡部は優しく希望に語りかけているが、顔が完全に怒っている。
カチャリ
渡部はすぐに希望に拳銃を突きつけて
「もうこれ以上抵抗したらわかってるよね?」
と脅すと、希望、
「うぅ、、、(もう逃げられないのね。)」
と諦めの表情になった希望は、俯き、静かに涙を流した。
しかし、男たちは容赦なく、
「もう一度両手を後ろ手に回せ」
と脅すと、
希望は抵抗をすることなく、自ら手を回した。
「いい子だ。よし、今度はその場に正座しろ。」
「んぅ、、(綾ちゃんごめんね。)」
と、静かに正座した。
男たちは縄を取り出して、後ろ手に厳重に縄をかけて先ほどと同様の縛りを施した。
ギリィ、、、ギュッチィ、、、、ギリリ!!!
(痛い!!!!これ以上キツく縛らないで、、、)
「希望ちゃんのバツはいくつかあるからね。まずは、もう縄抜けしようと思わないくらい、きっつく縛ってあげるからね。」
と渡部は希望に対して幾つかの処罰を処すと語り、希望は青ざめた。
上半身の縄を背中に連結させて、、
縄をしっかり留めて、男たちが縄尻を持って希望を繋いだ。
「んう、、(あぁ、、!)」
もう逃げることは不可能であることを悟った希望は諦めるように、俯いた。
しかも、縄尻はさっきより長く、だいたい5mくらい持っている。
「さあ中に戻るよ。立って。」
渡部は縄尻を引っ張り、希望を無理矢理立たせた。
そして、引っ立てるようにして希望を連行し、先ほどの部屋に連れて行かれた。
希望を連行しているときに、
ブー、ブー!
と渡部が持ってる希望のスマホにメッセージが送られてきた。
綾からだった。
“今から出発しました。1時間後に目的地に着きます”
との連絡がきた。
渡部はニヤりと笑い、
「希望ちゃん、綾ちゃんがこれからここに来る。迎えに行ってくるから大人しく今から部屋まで連行して、縛り直すから大人しくしててね。」
「うううう!!!(やめて!綾ちゃんを危害を加えないで!!!)」
と暴れたが、
カチャリと拳銃を再び突きつけて
「動くな、抵抗するなよ。綾ちゃんももう人質なんだからな。」
と脅すと希望は抵抗することをやめて、大人しく監禁部屋まで、自分から歩みを進めた。
監禁部屋に着くと渡部が、
「座って」
と指示して希望を横座りにさせて、再び足首を厳重に縛りあげた。
ギリリ、ギュ!
しっかり縛って、膝上、膝下、太ももをしっかり留縄付きで縛り上げると
ドンっ!!!
「んうう!!(なに??)」
縄掛けをした後、希望うつ伏せに押し倒した。
そして、再び足首を持つと、希美の足を折りたたんだ!
(きゃっ!!!やめて!!)
「随分と綺麗な脚だね〜。やっぱりモデルだけあって脚は大事だよね?でも、悪いけど罰として折りたたんじゃうね。」
と渡部が言って、後ろ手の5m程の縄尻を掴んで、後ろ手の縄と足首の縄を連結させた
ギュチ、ギッチイ!
(な、今度は何をする気なの・・・)
自分の身体がさらに非自由になっているのをうつ伏せになったまま大人しく見つめていた。
「よっとお!!!」
渡部は、手足を連結した縄を勢いよく引き絞ると・・・
ギッチイイイイイ!!!
「ングぅぅぅ!!!!!(きゃあ!痛い!!!)」
希望の足首は、完全折りたたまれて後ろ手を連結されてしまった。いわゆる希美は、逆海老反り縛りに処されてしまった。
「ぶぅふう、んんんんーー!!!(痛い!!)」
希美が抵抗しようものなら、
ギュチチ、ギチチ・・・
縄鳴りが部屋中響いていた。
「すげえな・・・」「もう完全に逃げられないな」
感心と同情する言葉が部下から出てくるが、渡部は冷酷で、
「ふう、これでまずは一通り罰は与えた。しっかり自分がやったことを反省してるんだと」
と言うと、
「今から綾ちゃんを迎えに行くからね。抵抗しないで大人しくしておくんだよ。」
「もし次抵抗したら、命はないからねー」
と脅して、男たちは部屋の鍵を施錠して部屋から出て行った。
ギュチイ・・・
部屋に閉じ込められた希美は完全に抵抗する気が失せてしまった。
抵抗したら縄が食い込み、痛みが生じる。もうそこまでして、逃げたいと思わなくなってしまった。
一度逃げたが、再び捕らわれの身になってしまったことは相当ショックがデカいであろう。
(これだけしっかり縛られたらもう逃げられないわ。綾ちゃん、あなただけはどうか無事でいて。)
と静かに涙を流して逆海老反り縛りのまま、大人しく監禁部屋で綾の到着を待っていた。
絢は目的地の小尾山に到着した。
希望を助けたい一心で取り引き時刻のかなり前に到着し、犯人グループにも”到着”メッセージを送っていた。
「のんちゃん、どうか無事でいて、、、」
綾はこの取り引きの後、身代金と交換で希望と一緒に帰ることができると考えていた。
そして、、、
ブロロロロ、、、、
ついに男たちが到着した。
ゾロゾロと4人が姿をみせて、リーダーの渡部が
「これはこれは、大朝綾ちゃんではないですかー」
と綾を挑発するように言った。
綾は
「ちゃんと持ってきたわよ。のんちゃんはどこ?」
と相手を睨むようにして、渡部に言うと、
「まずは身代金から出せ。そうしないと希望ちゃんとの感動の再会はないと思え。」
「お金はここにあるの!のんちゃんが出てこないと取り引きにならないじゃない!!!のんちゃんを出して!!」
とまともなことを言って男たちに問うたが、渡部が拳銃を取り出して、
「生意気なことを言ってるんじゃねーよ。希望ちゃんは残念ながらここにはいない。」
と事もなげにいった。
綾はこの事実に驚愕して、
「なんてことを!!これじゃ、取り引きにならない!お金は渡さないわ!!」
父のお金をこの男たちに渡すことは、絶対に許せないことだった。
「そもそも、俺たちの目的はカネじゃねーしな。綾ちゃん、あんただよ。」
ドドン!!
渡部は拳銃を綾の肩すれすれに発砲した。
あまりの唐突さと自分がもう少しで殺されるというショックが重なってしまい、綾は尻もちをついて、身体を小刻みに揺らしていた。
すると渡部が
「なーんだ。威勢がいいと思ったが大したことないな。いいか、次抵抗したらお前の脳天に撃つからな。もし、そうされたくないなら大人しくついて来い。」
綾は恐怖心から、思わず頷いてしまった。
(どうしよう、このままじゃ私も捕まっちゃう。でも、どうしようもないわ。)
と諦めざるを得なかった。
「降参するわ。だからのんちゃんのところに連れてって。」
と両手あげて降参ポーズをとった。
「いいだろう。仲良く連れてってやる。おい、お前ら綾ちゃんにお望み通り縄をかけとけよー。厳重にな、、、」
と不敵な笑みを溢し、綾は男たちになす術がないまま希望同様に捕虜の身になってしまった。
まずは両手を後ろ手に縛り、6回転ほど厳重に縄をかけたあとに、丁寧に留縄を施した。
ギュッッチィ!ギュギュ!
(痛い、、、)
「とりあえずは手首だけでいい。車に乗せたら足首も縛っとけよ。」
「あいよ。ほら、足は自由なんだ。車まで歩け。」
ドンっ
綾は男たちに縄尻を持たられて繋がれてしまっているため抵抗してもムダだと悟り、車まで自ら歩みを進めた。
(あなたたち、あとは頼んだわよ、、、)
と大人しく捕われた綾は、何か考えがあるようだが、それを表には出さずになすがままに男に連行されて、車に乗せられると、
足首を留縄付きで、しっかり縛り上げて、、、
ビリィー!!
と渡部は口サイズに切ったダクトテープを綾の口元に貼り付けた。
これで、綾は声を出す自由も制限されてしまった。
「よし、これから感動の再会だ。それまで大人しくしとけよ。」
と渡部は綾を脅してアジトへ帰った。
絢は、どんな計画を企てているのか?
希望と無事に再会できるのだろうか?
一方の監禁現場では、、
希望はホッグタイに処されたまま、グッタリと抵抗することなく大人しくしていた。
(お腹空いた、、、綾ちゃんとのご飯からなにも食べてないしな。でも、どうやってご飯たべるんだろ、、、)
と考えながらも、自分は今後どうなってしまうのかを考えていた。
「んんぅ、、、(これから私どうなっちゃうんだろう。)」
目に涙を浮かべると、突然、、、
ガチリ!!
と部屋のドアが開いた。
渡部たちが、帰って来たのだ。
「お、希望ちゃん、今回は大人しくしてたんだね。いい子だ。ご褒美にご飯買ってきたからたべて〜」
とグラノーラとヨーグルトを牛乳に和えて希望の口元に置いた。
「んんーーー!(お願いテープと縄を解いて!!)」
と懇願すると、、、
「ああ、ゴメン。テープは外してやる。でも縄このままだ。あのとき逃げなかったら、縄は解いていたのにな。」
とビリィと、勢いよく希望のダクトテープを剥がした。
「お願いです!これじゃ、食べられないです。縄を解いて!!」
と希望は涙目で訴えると、
「顔にうまく動かしてたべろ。犬や猫のようね。これは、逃亡した罰。縄は自分で縄抜けしない限りは解かないからな。」
と希望の要望を却下した。
「くっ、、、」
と悔しがった希望は、とにかく空腹だった。羞恥心を持ちながらも上手に口と顔を使って食事を摂った。
しかし、希望は大粒の涙を流していた。
(悔しい、、、なんて扱いなの、、、)
と悔しがった。
「食べたな。じゃ、口を拭き吹きしよーねー」
と渡部が言い、希望の顔を拭くと、再びダクトテープを希望の口に貼り付けた。
「んんっ!」
「もうそろそろ、希望ちゃんのお友達が来るよ!お、きたきた!!」
!!!!!!!!!!
「んんんんんー!!!うぐぅぅーー!!!(綾ちゃん)」
希望は綾の姿をみて、青ざめた。
後ろ手にしっかり縛り上げられ、男たちに縄尻で繋がれて連行されるように部屋に入ってきた。
口には希望同様、ダクトテープが貼り付けられ言葉が発せないようにしていた。
綾は希望の緊縛姿をみて驚愕した。
「うううううーーーー!!!(のんちゃんなんてことを!!!)」
と希望のところへ駆けたが、繋がった縄尻によって止められてしまった。
「うぐうー!!(離して!!のんちゃん!!)」
「んっんんぅ、、、(綾ちゃん、、、ごめん、、、)」
希望は再び涙を流しながら綾とアイコンタクトを取った。
すると渡部が、
「綾ちゃんも希望ちゃんと同じ姿にしろ。これ以上暴れて貰っては困るからね。」
「ああ、わかった。」
と大島は頷いて、大量の縄を取り出した。
そして暴れる綾に渡部は銃を突きつけて、
「撃つぞ。まずは希望ちゃんをな。」
と脅すと絢は抵抗をやめざるを得なかった。
そして、男たちによって跪かされ、上半身を厳重に縛られた。
胸上下を留縄付きで補強したあとに、V字に縄を這わせて胸をしっかりと絞った。
その後、背中に連結してしっかり縄を止めると、次は足首、膝上、膝下、太ももをこれもまたしっかり厳重に縛りあげた。
そして、希望のとき同様に足首を折りたたまれ、手首に伸びた縄を連結され、、、、
ギリィィィ!!!!!
(くはぁ!!!!)
と猿轡のせいで声を発することが出来ず、遂に綾も希望と同様にホッグタイに処されてしまった。
「んぅ、、、(のんちゃん、、、)」
「うっうーーん!!(綾ちゃん、ごめんね、、、)」
お互い同じ状況になってしまい、お互いが協力することもできないくらいの厳重だ。
男たちは、、、
「これはやべーな。」
「モデル2人がこんな感じ縛られてるって興奮ものだわ、、、」
と興奮気味で2人を見下ろすをように見た。
すると渡部が、
「あの人から連絡が来た。例のものを手に入れたってね。ちょうど手に入れたからちょっと連絡してくるわ。」
といって部屋を出た。
男たちも渡部について行くようにして、部屋から出て行ってしまった。
残されたのはホッグタイ姿の希望と綾、、、
「ん、んぅぅ、、、(のんちゃんあともう少しだから、、、)」
「ううぅんん、、(綾ちゃん本当にごめんなさい。)」
ダクトテープがなんとももどかしい、、、
綾は何か計画をしゃべりたくても、希望は綾に謝りたくても口に塞がたダクトテープがそれを許さない。
そして、、、
ギュッッチィ!ギリリ、、、
と縄が鳴るばかりで逃げることも抵抗することもできない2人は、ただ縛られたままお互いを見ることしかできなかった。
(とにかくなんとかしたいけど、あまりに厳重に縛られて動けないわ。とりあえず大人しくしていた方がいいかもね。)
と考えながら今の状況を冷静に分析する綾。
希望と綾は無事助かることがらできるのだろうか?
「はい、なるほど。」
渡部は誰かと電話越しで交渉をしていた。
「もう少し上げていただけないでしょうか。2人は日本でトップクラスのモデルですよ。おそらく過去で最高の逸材であることは間違いないです。」
と渡部は、希望と綾に関しての話題を取り上げていた。
すると、、、
「本当ですか!ありがとうございます。ぜひ、これからそちらに伺いますので。」
プツッ。
電話が切れた。
「よし、あの2人を連れて行くぞ。準備しとけよ。」
と男たちは、希望と綾をどこかへ連れて行くようで、
「ああ、わかった。それでどれくらいまで上げてもらったんだ?」
と大島が聞くと、渡部が
「1人8億でまとまった。」
「おお、すげえーな!!」「綾の3億円を含めて10億越えかあ、、、」「これで俺たちも遊んで暮らせるな。」
と男たちは、興奮気味に語ったが渡部が、
「まだあの人に引き渡すまでは、油断するなよ、、、」
それでも、渡部は内心こころを踊っていた。
(あの人に認めていただいたらおれの身分も安心だ。)
そして、男たちは意気揚々と監禁部屋へ向かった。
一方の監禁中の希望と綾は、、、
「んぅぅ、、、(身体が苦しいわ。)」
「んぐぅー!!(縄が締まって息が、、)」
希望と綾は相変わらずホッグタイのまま縛られていた。
お互い協力して縄を解こうにも、手足が連結されているため解くことができないのは容易に想像ができるだろう。
(どうにかして縄を解きたいけど、大人しくしないと何されるわからないわ。あのバッグの細部を調べてられていないといいけど、、、)
と、何か策略を持っている綾は男をできるだけ刺激をせず大人しく捕まっているのは、やはり何か作戦があるようだ。
(のんマネ、頼むわよ。)
綾は希望のマネージャーに何か託すと、希望を見ると
「んぐぅー、、、」
1日以上縄で自由を奪われているため、かなり苦しい表情をして。
「んぅ!(のんちゃん!あともう少しだから!)」
なんともダクトテープで口を塞がれているのがなんとももどかしい。
すると、、
ガチャリ!
渡部たちが戻ってくると、
「これからお出掛けするよー。少しだけ、自由を与えるけど抵抗は許さないからね〜」
といって2人に銃を突きつけて、抵抗心を押さえつけた。
「んぅ!!!」
動きを制限されていると男たちが近き、
パラパラ、、、
希望と綾のホッグタイを解いて、縄の苦しみから解放された。
「ふぅー、ふぅ、、(ハァ、ハァ、、)」
完全に疲弊した希美は、ぐったりと倒れて、荒々しく息を漏らした。
「これでもう希望も抵抗する勇気がなくなっただろ?」
と渡部がニヤつきながら希望に語りかけた。
すると綾と希望の両足の縄が解かれて、、
「立て。」
と大島と渡部がそれぞれ、希美と綾を立たせて、、
絢の胸縄に2mくらいの縄を伸ばし、
絢の後ろ手の縄を希望の胸縄に繋いだ。
(え、なにを!?)
(何をする気、、、?)
2人が疑問を抱いていると、、、
大島が綾の胸縄を持って、
渡部が希望の後ろ手の縄を持ち、、
「これからお前らをある場所に連れていくから大人しく歩け。」
と渡部が希望の背中をドンっと押して、希美を無理やり歩かせた。
それに追随するように綾も、大島に胸縄を引っ張られ、
「綾ちゃんが歩かないと希望ちゃんも苦しむぞ。大人しくついてこい。」
と再び綾の胸縄を引っ張り、綾は無理やり大島に引きずられるように、歩くしかなかった。
そう、希美と綾は数珠繋ぎになって前に大島、後ろに渡部に挟まれるように大人しく連行されるしかなかった。
ザッ、ザッ、ザッ
女囚のように、犯罪者のように男たちに繋がれて連行される姿は、まさに捕虜であった。
そのまま外に連れ出されると、
「乗れ」
と渡部は静かに2人に命令して、
「んー・・・」
「うぅ。」
と渋っていると、大島が綾の胸の縄尻を思いっきり引っ張り、
「んん!!!(いったい!!)」
「うぐぅ!!(きゃあ!!)」
2人は繋がれた状態にされているため、綾が車に思い切り押し込まれると同時に希美も綾の後ろ手の縄尻に引っ張られて、2人は積み重なるようにして車に押し込まれた。
そして男たちに体勢を整えられた彼女たちの数珠繋ぎはそのままに車に乗せられて、足首を留縄付きで縛り直されて、車が出発した。
2人の縄尻は男たちにずっと握られているので、大人しく2人は繋がっているしかなかった。
しばらく経つと渡部は思いついたように
「そういえばお前ら、綾ちゃんが持ってきたあのバッグ持ってきてるか?」
渡部が聞くと、
「もちろん、そうじゃないとブツが入らないからな。」
大島が当然のように答えると
(これはチャンスだわ!)
綾の目に、再び光が差した。
しかし、希美は完全に自己喪失しており、ずっと俯いていた。
(もう綾ちゃんに顔向けできない。綾ちゃん、本当にごめん、、、)
とふと綾を見ると、綾の目は優しく希望を見つめ直した。
そしてニコッと笑みと浮かべて
「んんー(安心してね、のんちゃん。助けは来るから)」
とテープ越しではあるが、心配しないでと伝えた。
綾の表情で希望は少し、落ち着きを取り戻していると・・・
車が止まった。
「よし、着いたぞー!じゃ、歩いて。」
とそれぞれの両足の縄を解かれて、数珠繋ぎのまま再び大島と渡部に挟まれるように縄尻を持たられて歩かされた。
「少し距離があるが、大人しく歩くんだ。もし抵抗したらどうなるわかっているな。」
(こんな状態で抵抗してもどうしようもないのはわかってわよ。)
(抵抗した綾ちゃんが痛い目に合わされる・・・)
と、抵抗する気力はなく、2人は静かに、大人しく男たちに連行されると地下室に連れて行かれた。
螺旋階段をしばらく降っていると、誰もいない地下室まで連れて行かれた。
そして、部屋に入ると、、、
なんとそこには、、、、
!!!!!
「んううう!!!(いやっ、やめて!)」
「んぐう!!(やめてえ!!)」
2人分の木製の檻が置かれていた。
「今から君たちと会いたい言う人がいる。その人を今から呼んでくるから君たちは檻の中で大人しく待っててね。」
と渡部は希望と綾を繋ぎ止めていた縄尻を解いて、希美は渡部に、、、綾は大島にそれぞれ縄尻を掴まれ檻の前まで連行された。
「んぐぅー!!んーーー!!(やだ!閉じ込めないで!!)」
「ううーーーん!!(離しなさいよ!!)」
2人は必死に抵抗するものの、男たちにしっかり押さえつけられ、再び足首と太ももに縄を掛けられて抵抗できないようにすると、、
「おいしょっと!」
「よっと!!!」
2人を木製の檻に入れて、、、
「んー!!(お願い閉めないで、、、)」
「んぅ、、(あぁ、、、)」
ガチャン!!!
閃鍵を埋め込み、2人を厳重に閉じ込めた。
しかも、檻の中は低いため、2人は立ち上がることすらできない体勢で窮屈に檻に閉じ込められた。
それも縄付きで、、、
希望は正座、綾は横座りになった状態で檻に閉じ込められているため、男たちは2人の女性らしい座り方に興奮を覚えた。
「これでお互いに縄を解くことすらできないな。今からボスを呼んで来るからいい子にしてるんだよ。」
と渡部が警告して、男たちは部屋から出て行った。
2人が閉じ込められている檻は、絶妙な距離で2人がギリギリ触れるところができない距離に置かれていた。
近くいるのに、近くことすらもできない。
(どうしよう。このままじゃ・・・)
「んんーー!!(のんちゃん大丈夫だから!!)」
完全孤立状態になってしまった2人は、お互い見つめるようにして、檻にもたれかかり大人しくしていた。
特に希美は縛られた状態から丸2日が経とうとしていた。
完全に縄と身体が一体になっているように感じているようだった。
(苦しいけど、ちょっとなんだろうこの感じ・・・)
恐らく希美は縄酔いをしてしまっているようだった。
希美は疲労間とともに少々快楽も感じていた。
そして、1時間ほど経つと、地下室の扉が開いて、
渡部たち男4人と1人の見慣れない男たちが姿を見せた。
すると渡部が
「左にいるのが、鈴木希望23歳。右が大朝綾25歳。2人とも日本でトップクラスのモデルです。」
と紹介すると、男は
「素晴らしい。よく、捕らえて来たな。思った以上の逸材で驚いたよ。金額を少し上げよう。プラス2億はどうだ?もちろん1人2億だ。」
この話を聞いていると2人は、人身売買にかけられていることがわかり、青ざめた。
「んぅ!!(私たちを、なんだと思ってるの?)」
「うぅ、、、(もうやめて、、、)」
2人は20億円でこの男に売られることになってしまった。
「ありがとうございます!!」
と渡部たちは深々と頭を下げて、
「そうだ。渡部、うちの組織に入らないかい?これだけの功績を残してくれたら幹部のポジションを与えても問題ないだろう。」
と男は渡部に組織入りの誘いの打診をすると、
「ありがとうございます!よろしくお願いします!」
と嬉々として男に再び頭を下げた。
「よし、こいつらを赤石様の元へ連れて行くぞ。」
といって、
「2人をどうしましょうか?檻に入れたまま連れていくか、縄尻で繋ぐか、どちらよろしいですか?」
と渡部が組織の長の赤石に聞くと、
「檻に入れたまま運んでくれ。連行すると暴れる可能性があるからな。家に着いたら檻から出してやるよ。」
と希望と綾に隙を全く与えず、なすがままに赤石のアジトへ檻に閉じ込められたまま連行されることになった2人。
「んんんぅ!!!(誰か助けて!!!)」
ガチャん!!!
希美は逃げられないことがわかっていても木製の檻に身体が傷ついてしまうくらいの勢いで体当たりを繰り返した。
しかし、当然檻は厳重に2人を閉じ込めて逃走すらをも許されなかった。
そして、2つの檻荷台に乗せられて、いよいよ赤石のアジトに運ばれてしまう。
希美は絶望の涙を流し、綾は少し焦っていると・・・・
すると、、、
ドガーーン!!!!
急にアジトが爆発音ともに揺れて、
「なんだ!?」「外で何が起こってる??」
と男たちが慌てふためくと、、、
「警察だ!!すでに外は包囲している。お前らに逃げ場はない!」
警察は5人の男を取り囲み、銃やライフルを突きつけた。
「何が起こってるんだ、、、?」
と冷静な渡部もパニックに陥っており、そこに希望のマネージャーが現れた。
「残念だったわね。私の父が警視庁の長官なの。父はこの事件を重くみてるみたいで、すぐに協力してくれたわ。綾ちゃんが持ってきた3億円のバッグに超小型の追跡装置を仕込んでおいたの。そりゃあなたたちも気づかないでしょうねー。」
と希望のマネージャーはいうと、男たちは呆気にとられてしまった。
「んんんんっ!!!(のんマネ!!!!)」
「んぅぅぅ・・・(マネージャーさん・・・)」
2人はまだ縛られたまま檻に閉じ込められていることには変わらないが、援軍が来たことによって絶望から救われた。
ようやく、50人程の警察に対して、5人しかいなかった男たちは抵抗するまでもなく押さえつけられて、逮捕された。
ようやく敵の魔の手に囚われていた希美と綾の木製檻の閂鍵が開けられて、2人はようやく不自由な状態から脱することに成功した。
そして、
パラパラパラ・・・・
「ふぅ・・・」
「はぁ・・・」
縛られていた状態からようやく解放された2人は、ため息を吐きながらも安堵感を漂わせた。
そして、ようやく自由を取り戻した希美は綾に抱きついて、
「綾ちゃん、ごめんね!!!こんな思いさせちゃって・・・本当にありがとう!!」
「マネージャーさんもありがとう・・・うぅぅ・・・」
希美は綾に抱きついたまま、泣き崩れた。
「もうぅ。のんちゃん、泣かないの!でも怖かったよね。もう大丈夫だから・・・」
「うん。。。グスッ」
こうして希美と綾は人身売買に売り出されそうな危機的状況から解放されて再び自由を取り戻したのだった。
それから数ヶ月後・・・
パシャ!! カシャカシャカシャ!!!
再び大量のシャッター音とフラッシュの明かりがスタジオ中に響いていた。
中心にいたのは、
希美と綾だった。
久々の共演は雑誌の表紙を飾る撮影だった。
2人は抜群のコンビネーションで、ありのままでカメラに収まっていった。
とても楽しそうに、している姿がこちらかでも想像できる。
2人の知名度はこの表紙で再び脚光を浴びた。
鈴木希美、インスタフォローワー280万人
大朝綾、インスタフォローワー250万人
この二人のトップモデルの勢いはもう誰にも止められないだろう。
あの事件を境に2人は、世界的に活躍するモデルになるのは、もう少し先の話である。
ー完ー
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